【雑談】老後の備えと知識①〜要支援って?〜

老後の備えと知識〜要支援って?〜 Column | コラム

2021年6月2日最終更新

Jさん
Jさん

どうも!

街中で老人ホームやデイサービスをよく見かけて、いろいろな呼び名でどう分かれているかが気になったので、調べてみた。

老人ホームやケアハウスや特養や有料老人などなどの意味や要支援と要介護など様々な高齢者にまつわることについて記事にしていこうと思う。

介護サービス

介護サービスを受けるには、要支援または要介護の認定が必要になる。

さて、どこで申請すればいいのか。

要支援と要介護の段階もあったような。「要介護3、要支援1など」

今回は、要支援に絞って調べたことを解説していこう。

厚生労働省のHPを元に記述していく。

ちなみに、難解な表現を避けるために詳細については厚生労働省HPやお住いの役所に尋ねてほしい。

厚生労働省HPはこちら

まずは、介護保険制度と利用者について、そこから要支援制度について列記していこう。

65歳以上の被保険者

介護保険制度は、約20年の歴史がある。

65歳以上の被保険者数はこの間に1.6倍に増加した。

やはり、超高齢化社会はすでに来ている。。。

65歳以上被保険者

2,165万人(2000年) → 3,492万人(2018年) 1.6倍

要介護・要支援認定者数

218万人(2000年) → 644万人(2018年) 3.0倍

在宅サービス利用者 3.8倍

施設サービス利用者 1.8倍

図を見ても分かる通り、要介護・要支援者数は右肩上がりだ。

日本人の平均寿命と人口比率を考えると分かり切ったことだが。。。

さて、図の右側に、要支援と要介護について数字が書かれている。

これが、要介護・要支援制度の8つの段階である。

認定されなければ、介護サービスは受けられない。

そこで、認定について、自立度合い、支援サービスについても調べて見た。

要支援1,2

自立して生活できている状態では、介護のことを考えることは少ないだろう。

しかし、病気や怪我のリスクは年を追うごとに大きくなってくる。

突然の認知症、怪我、病気に備えて介護制度のことは知っておいて損はないだろう。

あなたが、まだ若ければ親の介護についても心配だろうし、知っておいてもいいだろう。

まず、

要支援1とは・・・

「社会的支援を要する状態。排泄や食事はほとんどできるが、日常生活動作の一部に介助が必要。状態の維持・改善の可能性の高い方。」

つまり、

「1人でほぼ生活できるが、時々介助が必要な状態である。」

要支援2とは・・・

「部分的な介護を要する状態。日常生活動作に介助が必要で複雑な動作には支えが必要。状態の維持・改善の可能性の高い方。」

つまり、

「1人でだいたい生活できるが、日常生活で介助が必要な状態である。」

図で説明すると、大まかにプレフレイルが要支援1、フレイルが要支援2となる。

フレイル:「Frailty(虚弱)」の意味を持つ。 健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指すが、適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性がある。

要支援の認定を受けるには

家族や親族の中に要支援を必要としている人がいるだろうか?

その線引きはなかなか難しいものだ。

実際、要支援認定には公にされた基準はない。法律上決まった病気を持っていることも必要ない。

基準がないと不便だろうが、基準があるとデメリットは大きくなってしまう。

なぜなら、認知症のフリや、介助が必要なフリをすること、医師から病名をつけてもらうことで簡単に要支援者認定を受けれるからだ。

そのため、要支援認定は市町村のスタッフまたはケアマネージャー、その後介護認定審査会のチェックを要する。

窓口は市町村

申請は、住所地の役所に行こう。ネットで書類「介護保険要介護・要支援認定申請書」をダウンロードすることもできる。

また、かかりつけ医からの意見書も必要になるので、医者の見解も要支援認定の必要項目だ。

公的な支援を受けるのでズルや嘘をついてはいけない。

一次判定

申請をすると、市町村の担当者かケアマネージャー(介護支援専門員)が自宅に訪問し、聞き取り調査が始まる。

ここも誠実に受け答えしよう。本当に困っている人にサービスを受けてもらいたい。

二次判定

1次判定、かかりつけ医の意見書等により、介護認定審査会が判定する。

判定は、要支援または要介護の7段階か非該当である。

個人個人の状態により決まるので厳密な審査基準はわからないのだ。

要支援認定後

要支援は、自立するために支援制度である。

要支援から要介護へと向かうわけではなく、要支援者を自立させるための制度なのだ。

そのため、自立のための様々なサービスを提供してくれる。

自己負担額(原則1割)はあるものの、介護制度を利用して以下のサービスを受けられる。

  • 介護予防サービス
  • 介護予防訪問介護
  • 介護予防訪問看護
  • 介護予防通所介護
  • 介護予防通所リハビリテーションなど

要支援1では、1ヶ月あたり50,300円程度

要支援2では、1ヶ月あたり10,5000円程度

の支給限度額がある。

まとめ

要支援1になったら次は要支援2になるわけではない。

要支援1の定義の中に、「状態の維持・改善の可能性の高い方。」とある。

要支援1は、再度自立するための制度なのだ。決して、廃れゆく人生の過程にあるものではない。

要支援となっても支援を受けて、再度健康的な通常の生活に戻れるよう努力しようではないか。

そして、ケアマネージャーのサポートのもと健康で長生きした生活をしたいと感じる。

介護のイメージ
Jさん
Jさん

人生100年時代!

バランスの良い食事、程よい運動・・・

健康で長生きするためにも要支援から自立した生活ができるようサポートしてもらいたい!

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