投資に関する資格 vol.2に入る。
前回はこちら、
投資するために、何か勉強を始めようと思っている方は多いと思う。
義務教育で教わらない内容だから、なおさら勉強の方法がわからない。
だから、安易にネットの情報を信じて投資をして負けてしまう。
そこから投資に嫌悪感を持って、投資はギャンブルだと語る人が増えていく。

投資する前にお勉強をしよう!
投資をする前に投資とは何か考える
投資とは、資産形成の一つだ。貯蓄と比べ、元本が保証されない特徴がある。
元本保証がないものには、「投資」と「投機」がある。投機はギャンブルに近い。
違いについては、こちらにわかりやすい解説があった。
投資と投機の違い
◯ 投資=会社を買うこと
「投資」とは、世の中の新たなニーズを的確に捉えることにより、大きな成長が見込まれる企業の株式を買うこと。投資家が、成長するパイを分け合う「プラスサム」の世界
◯ 投機=相場を買うこと
「投機」とは、様々なニュースや思惑などに基づいて形成された、実体価値が無い相場を買うこと。
引用:丸三証券

投資をするためには、大きな成長が期待される株式会社を買う必要がある。
しっかり見極めるためには、勉強が必要だと分かるだろう。
競馬や競艇のギャンブルでも勝ち越している人は必ずいる。その人は、情報を必死に集め、その情報を元に予想し賭けている。
収支(利益)をしっかりつけ、日々データを集める=勉強 である。
これは、投機(ギャンブル)ではなく投資に当たるだろう!

何も考えず、他人の予想を参考にお金をかけたり、好きな数字を選ぶことがギャンブルなら、ネットの情報を鵜呑みにしたり、ランキングから購入する株を選ぶことは同じではないだろうか?

僕は、自己資金で楽しむ分には、ギャンブルは趣味として良いと思う!
投資の勉強をするために
投資で必ず勝つ方法を僕はまだ知らない。
きっとどこかにあるだろうが、一生かけてもわからないだろうし、理解できないだろう。
しかし、負けないためにも、自信を持って投資をするためにも勉強は必要である。

学校で教えてくれない投資についての勉強は、そこら中に転がっている。
まずは、有名投資家から学ぶことだ。
先人の知恵、名言、行動などを知ることは重要である。
成功者である方々から投資について学ぶのである。
小金持ちでなく、大金持ちや社会的地位の高い人の教えの方がより信用できる。
また、投資するにあたって、数字に強くならなければならない。
投資とは、お金を利用することなので、計算がある程度できなければならない。
そのためにも、オススメ出来る資格は色々ある。
紹介していこう!
投資に役立つ資格
投資に役立つ資格は、社会人として生活する上でも役に立つ。
今回は、そんなハイブリッドな資格を紹介しよう!
前回は、FPだった。
今回は、証券外務員である。
証券外務員
FPよりもピンと来ないだろう。なぜなら、証券マンや銀行員にとって必要不可欠な資格だからだ。さらには、国家資格でなく民間資格だ。
一種と二種があるが、二種のみで投資知識についてはカバー出来る。
一種は先物やデリバティブと呼ばれるもので素人が手を出す金融商品ではないからだ。
この資格は、証券口座を開いて、株、債権、FX、先物などの取引をするために必須の知識を学ぶことが出来るのだ。
さて、出題範囲は以下のようになっている。
〔法令・諸規則〕
・金融商品取引法及び関係法令
・金融商品の勧誘・販売に関係する法律
・協会定款・諸規則
・取引所定款・諸規則
〔商品業務〕
・株式業務
・債券業務
・投資信託及び投資法人に関する業務
・付随業務
・デリバティブ取引(一種外務員資格試験のみ)
〔関連科目〕
・証券市場の基礎知識
・株式会社法概論
・経済・金融・財政の常識
・財務諸表と企業分析
・証券税制
・セールス業務
青マーカーで記した部分が、投資に関わる分野である。
投資家ではなく、証券会社社員等として仕事をするための資格になるので、金融商品(株、投資信託等)の扱い方、税制、関連法規についても知ることになる。
特に、株式、投資信託を購入する際の知識は必須である。
投資信託には購入手数料がかかるものがある。そして保有コストもある。
一方、ETF(上場投資信託)は、購入手数料はネット証券等であれば株式購入の手数料と同等(数十円〜数百円程度)で購入することが出来る。ETFも保有コストがかかる。
この時点で、気付く方もいるだろう。
例えば、100万円元手で投資信託かETFを購入するとしよう。
● 投資信託(日経連動インデックス)購入手数料1%
● ETF(日経平均連動型)購入手数料約500円(楽天証券なら無料)
投資信託では、手数料で1万円取られてしまう。ETFでは0円から500円程度で済むのだ。
日経平均に連動する投資信託(ETF)なのでトータルリターンや株価等に大差はない。手数料のみに差が出て、利益への明暗がはっきりする。
このように、同じような商品でも、手数料によって差が発生する。
また、投資信託でも購入無料や信託報酬が低いものも徐々に現れているので、日々情報をアップデートすることも忘れてはならない。
証券外務員は、株式の購入から売却までの関連法規、損益、税務などについて学習し、計算問題等も出題されるので自分で投資成績をつけるためにも良い資格だと思う。
日経新聞や、証券会社のコラムや専門書、決算書類を深読みするための専門用語を理解出来るのもいいところだ。

僕も、1,2種証券外務員の資格保持者である。
本屋で書籍を買えば、試験範囲を網羅することが出来るだろう。最近は、サブスクやオンラインで学べるツールもあるのでそれもいいだろう。
You Tubeで勉強するのもいいだろう!

コメント