2021年3月5日最終更新
初心者投資家応援企画つみたてNISAの第3弾
つみたてNISAの概要、僕のつみたてNISA投資成績を見てもらったが、自分に合っている投資かどうかの判断材料になっただろうか。
まだ見ていない方は、つみたてNISA第1弾へ
長期投資のメリット・デメリット
つみたてNISAは長期投資すべし
投資で勝つためには、買った時より売った価格が大きいことが必要だ。(当たり前のことだが…)
1万円で買った株を10万円にしても勝ち、2万円になっても勝ちだ。
ただ、1万円が10万円になるために100年かかっていたらどうだろうか?1万円が2万円になるのに1ヵ月だったらどうだろうか?
利益が出た時に、いつ売るかというのは、非常に難しい判断である。
マイナスにならないために、利益がほぼ出ない状態で売ってしまうことも考えられる。
こういった、焦燥感・不安感などの人の気持ちにより投資で勝てない人は多いと言われている。
そのため、株価に一喜一憂しない投資方法をしなければならない。

長期、定期定額、自動引落、自動買付がベターな選択だと思う!

長期投資のメリット
今回は、長期投資の期間を10年と設定してみる。2010年に100万円一括投資の場合だ。
まず、簡単に10年前の日経株価平均に投資していた場合だ。
2021年1月28日現在

10,000円が28,000円になったので、2.8倍!
日経225 10年一括投資 結果
1,000,000円→2,800,000円
次に、日本を代表する企業であるトヨタに一括投資をした場合だ。

4,500円が7,400円になったので、約1.6倍
トヨタ自動車 10年一括投資 結果
1,000,000円→1,600,000円
次に、米国株S&P500に一括投資した場合。こちらは、VOO ETFを利用する。

120$が344$になったので、2.8倍!
S&P500 10年一括投資 結果
1,000,000円→2,800,000円
以上、10年間ではいずれもプラスの結果となった。ただし、全ての株価・指数がプラスになるわけではない。
さらには、これらの投資では配当金も得られるので結果以上のパフォーマンスになる。

つみたてNISAで長期投資をしてみると以下のようになる。
次に、長期・定期定額にて、買い付けた際のパフォーマンスだ。こちらは、つみたてNISAの限度額40万円を考慮して、切りよく毎月3万円(36万/年)の投資を行う。
年率2~4%の運用リターンがあると考えると、以下のようになる。
月額3万円 10年定額投資 結果
(投資総額)3,600,000円
→4,420,000円(4%リターン)
→4,190,000円(3%リターン)
→3,980,000円(2%リターン)
さらに、20年に延長し積み立て続けると、
月額3万円 20年定額投資 結果
(投資総額)7,200,000円
→11,000,000円(4%リターン)
→9,850,000円(3%リターン)
→8,840,000円(2%リターン)
となる。
20年間毎月3万円を年率4%で運用すると、380万円ものプラス収支になるね!
長期投資では、マイナス損失が出ても、買い続けることが必要だ。長期投資が負けにくい理由は、プラスになるまで買い続けるからということになるからだね。
なので、定額・定期という買い付け方法は変更せずに続けていくべきだ。

長期投資のデメリット
長期投資のデメリットは、短期売買に比べて大きな儲けを期待できない。

すぐに、株で儲けたという自慢話が出来ないのが辛い(笑)
さらには、買い付けを続けなければならない。投資資金を毎月一定額拠出する必要があるので、手元資金がなくなる心配がある。
最後に、リーマンショックやコロナショックでの暴落時でも通常通り買い付けを続けなければならない。ここで、狼狽して売ってしまうと元も子もない。暴落時は、投資資金で買い付けできる投資信託が多くなると考えて気長に待とう!

まとめ
消極的だが、投資で勝つためには、負けないことが必要である。短期に儲けることが出来る人は一握りだと考えて、割り切ろう。ギャンブルに近い投資方法になってしまう。銀行や証券、保険会社、機関投資家などの莫大な資産を持つ者達に勝負を挑んでも、情報の差や、知識の差、資金の差で勝つことが難しいことは明白だからだ。

投資で勝つためには、負けないことが必要だ。
つまり、長期投資の出番なのだ。
長期投資のメリット・デメリットをおさらいして、預金から投資を始めてみてはどうだろうか?
(まとめ)長期投資のメリット・デメリット
長期 : 負けにくい/100%とは限らない
定額 : 初期資金が少なくて済む/毎月拠出が必要
定期 : 株価の値動きに左右されない/暴落で売ってしまう
税金 : つみたてNISAで非課税に/損失は切り捨て
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