2022年5月14日最終更新
ガソリン代が高くなったな
本日、日経新聞にてこんな記事が
ガソリン補助、崩れる受益者負担 負担減も脱炭素に逆行
政府は17日、ガソリン補助金などにあてる総額2兆7009億円の2022年度補正予算案を閣議決定した。財源は全て赤字国債の発行でまかなう。ガソリン補助金は一般会計に約1兆2000億円が計上され、特別会計だった開始時に比べると受益者負担が崩れる。ガソリンの目標価格を段階的に上げる措置は凍結され、脱炭素に逆行する施策がなし崩し的に続く。
日本経済新聞社より
そもそもガソリン代が高い原因は??
2022年、ガソリン代が高騰してレギュラー1Lが170円を超えた
僕は、家から2kmくらい先にある神戸コートアイランドにある周囲と比べ安いガソリンスタンドを利用していたが160円台後半だった
2022年5月現在でも160円程度の価格で高止まりしている
三宮駅周辺のガソリンスタンドでは160円台後半と以前と比べるとかなり高騰した
レギュラー100円、軽油が100円を切っていた時代はもう来ないだろう。。。
さて、ガソリンが高い理由は2つあると思う
一つは、世界情勢が不安定なこと
ロシア・ウクライナ問題、中東問題など様々な要因でガソリン代が変化する
もう一つは、税金だろう
国税庁のHPを見ると、揮発油税・地方揮発油税・石油石炭税がガソリンに掛けられている
さらに、その総額(ガソリン本体+揮発油税等)に10%の消費税が上乗せされるのだ
揮発油税 : 48.6円
※ 以前は1L当たり24.3円だった揮発油税は暫定税率と言うことで2008年のリーマンショック後に2倍の48.6円に上げられている。ちなみに、沖縄県は本土復帰による特別措置により42.277円と軽減されているが輸送費などとの観点から本州より高くなる事が多い
地方揮発油税 : 5.2円
※ こちらも2008年は4.4円だったが暫定税率により5.2円に上げられている
これらの税金は道路特定財源なので道路の建設・メンテナンスに使われているという
石油石炭税 : 2.8円
※ 地球温暖化対策のために使われる税金で1978年から導入された比較的新しい税金
レギュラーガソリン1Lにつき
48.6 + 5.2 + 2.8 = 56.6円
の税金が含まれるのだ
さらに、消費税という事なので例えば170円/Lの場合
揮発油税等は56.6円、消費税は10%で17円、ガソリン本体は96.4円だ
ガソリン本体は96.4円だが税金が73.4円もかかっているのはおかしいと思う
簡単にいうと税率40%だ
15年前より消費税を含め20円近くも上がってしまったのでもうレギュラー1Lが100円の時代は来ないというのも納得だろう
補助金よりも暫定税率見直しを!!
国は、初めは1L当たり5円の補助金を石油元売会社に出していたが、25円に
そして、現在35円に引き上げられた
こんな事なら暫定税率を撤廃して元の税率に戻すことはできないのだろうか??
ガソリンを直接的に使わない車を持たない人が払った消費税などからも石油元売会社に補助金が向かっている
嬉しい思いをするのは誰なのだろうか??
ガソリンはみんなが共有する資産だからだろうか?
バスに乗る人、宅配便を頼む人、トラックで運ばれてきた野菜をスーパーで買う人全てが負担しなければならないものだろうか??
ガソリンにかかる税率40%から20%に下げれば、全てがうまくいくのではなかろうか
国の税収が減ることは確実だが国民の負担軽減にはなろだろう
ガソリンにかかる税金等を徴収して、そこから補助金を出すと、二度手間で中間搾取や本来とは異なる使われ方をされる可能性も考慮しても今の政策がいいのだろうか
雑記
うーん
なんとも言えない記事を見つけてしまった
今まで続いている二重課税はいかがなものかと思うが皆さんはどう思うだろうか??
自動車にかかる税金は様々あるが、ガソリン税はなかなかクセのある項目だろう
ガソリンスタンドが税抜き価格で表示したら間違えて長蛇の列が出来るだろう(笑)
レギュラー1L 96円(税抜)!!
P.S. 車で遠出したいな、北陸地方で温泉入りたい
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