2021年5月29日最終更新
どうも!
FP試験でも問われるお金にまつわる6つの係数を紹介していこう。
いつまでにお金を貯めようかとか、ローンがいくらまで組めるかなんてことがこの係数でわかる!
お金にまつわる6つの係数
お金にまつわる6つの係数がある。
あなたが100万円を運用して、配当や利息を複利でもらい続けたら10年後にいくらになるのか。
あなたが住宅ローンを組むときに毎月返済出来る額はいくらだろうか。
老後、手元にある1,000万円を30年間運用しながら取り崩して行ったときに毎月いくら使えるだろうか。
などなどを知ることが出来る「ライフプラン」を作成し将来設計をするのに役立ちます。
excelや表計算ソフトですぐに計算出来るが、どんな係数を利用しているのかを知っておいて損はない。
では、早速見てみよう!
6つの係数
6つの稀有数とは、終価係数・現価係数・年金終価係数・減債基金係数・年金現価係数・資本回収係数である。
簡単に説明すると、
- 終価係数
現在の金額を複利運用した場合の将来の金額 - 現価係数
将来の目標金額を得るために現在必要な金額 - 年金終価係数
毎年一定金額を積み立てた時の積立額 - 減債基金係数
将来の目標金額を得るために毎年の積立額 - 年金現価係数
将来一定期間にわたり一定額を受け取るための現在必要な金額 - 資本回収係数
現在の金額を一定期間で取り崩して行く場合の毎年の取り崩し金額
である。
似たような言葉が並びややこしいので、一つ一つ使う場面を説明していこう。
終価係数
終価係数(しゅうかけいすう)は、将来いくら受け取れるかを計算するための係数だ。
求める金額は青色+オレンジ色の将来受け取れる金額であり、青色部分が初期の運用原資である。
あなたが、100万円を3%複利で運用した場合に20年後に受け取れる金額がすぐわかるのだ。
100万円が1年後に103万円
これは簡単だ。 100万円の3%である3万円が利息等として受け取るからだ。
さて、2年目はどうなるだろう。
106万円か? これは単利での答えである。
複利では、106万900円になる。103万円に対して3%の利息等が手に入るのだ。
これは、利息等を再投資に回すことで複利になり、年を重ねるごとに単利との差が広がり大きなリターンを得られる。
そして、20年後には、180万6,100円なる。
+80万6,100円が運用結果として手に入るのだ。
計算式としては、
終価係数:(1+r)n r : 利回り(複利) n : 年数
100万円×(1+0.03)20=180万6,100円
※1年ごとの複利運用である
となる。終価係数表を利用して計算することも出来るが計算ソフトや電卓を使うとそのまま楽に計算出来る。
もっと簡単な方法もある。
簡単計算サイトを利用する
ネット上には、簡単に終価係数を使った計算が出来るサイトがある。
もし、あなたの100万円を複利で運用した場合の将来の受取額(増加額)が調べられるので将来設計の参考にして見てはどうだろうか?
注意点も!
現実に、終価係数を使って将来の受取額を計算してもその通りになることは少ない。
ただ、その近似値を出すことは出来る。
その理由は、第一に税金問題だ。
株やETF、投資信託の配当金には税金(約20%)がかかるからだ。税金を考慮して計算することは終価係数計算においては向かない。
次に、複利運用の難しさだ。配当金等を再投資しても投資口数による端数が必ず発生する。
100%効果的な複利運用は難しいだろう。
まとめ
終価係数は、将来設計をするためにも重要な指数だ。
ざっと計算するより、係数を利用して試算することが現実味があり、その現実味が将来設計を計画通りに進める原動力になるだろう。
ぜひ、あなたの将来設計に終価係数があることを覚えておいて欲しい。
特に、子供の入学や、結婚資金、車の新替え、老後の資産設計、住宅の購入などの大きなライフイベントに備えるためにこの指数は利用できるだろう。
終価係数は、将来いくら手に入るかの計算である!
利回りが5%、6%と上がり、運用年数が長期間になるほど多くの恩恵が受けられるということが計算結果からもよくわかる!
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